喫煙車
「IT、特にICTといわれる分野は、これからもっと発展していく。
でも、コミュニケーションを構築するには理系的な能力だけでなく、
文系的な能力が必要になる。」
私は、ベンチャーとかITといったことにまったく興味がなかったです。
ベンチャーは言葉の意味すらほとんど知らなかったし、ITは眼鏡をかけたひとのものだと思っていました。
ITなんてリアリティのないものは人間的でないとさえ思っていました。
でも、徳島県でのスタートアップキャンプとあわえのインターン合宿を通して、考え方が変わりました。
スタートアップキャンプではITベンチャー企業の起業家の方々が、テクノロジーを使って自分の世界を作り、表現し、発信していました。それも世界に向けて。
あわえでは、とても人間的な人たちがベンチャー企業でいきいきと働き、夢を語っていました。
最初の言葉はあわえの副社長である斎藤秀明さんが、あわえの合宿場からJR徳島駅へ向かう帰りの、たばこの煙が充満する車中で、後部座席に座る僕たちとルームミラー越しに目を合わせながら言ってくださった言葉です。
私は飲食業に興味があります。それはいまでも変わりません。
飲食業、特に日本の外食体験はもっと面白くなっていいはずだと考えています。
でも、飲食業には、ほとんどといってよいほど、ITが進出していません。
飲食店を開くより、飲食業にITを取り入れたほうが、外食体験を根本から変えられるのではないかと考えるようになりました。
文系の私が作り、表現し、発信した人間的なITを。
それも世界に向けて。