福井県鯖江市坂井市訪問記録
こんにちは!!
保田ゼミ3期の梅澤千夏です!
今回は、私が以前保田先生と福井県鯖江市・坂井市に行き、様々な団体・企業にお話しを伺った際の、得られた学びについて記録していきたいと思います。主に地方創生やふるさと納税に関することを聞いてきました!
ではではさっそくいきましょう!
箇条書きにしてまとめていきます。
まずは鯖江市からです!
【①鯖江市役所】
〇鯖江市の現状
1認知率 71.2% 2014年と比べて7.6%UP
2住みよさランキング全国7位(福井県中トップ)
3姿勢施行以来12回60年連続の人口増
メガネ 繊維 漆器
・労働者人口のうち4人に1人はメガネ産業に携わっている
・メガネ産業人口はずっと減り続けていたが今は横ばい状態
〇行っている取り組み
1.地下アイドル「仮面女子」をめがねのまちさばえ大使に任命
2.FAVVOさばえ
「出身地と出身者をつなげる」をコンセプトに、地域活性化に特化したクラウドファンディングネットワーク
〇事例紹介
ー事例① 西山動物園
・「日本一小さい動物園」
・レッサーパンダが11頭いる
・入場料無料
・クラウドファンディングで得た資金は職員のユニフォーム作成、新レッサーパンダ舎設置、トラックのペイントなどに利用
・ユニークな返礼品としてレッサーパンダの赤ちゃん命名権、オリジナル掛時計など
・これまでに3回実施したところすべて目標金額を達成
ー事例② 鯖江ルーペ
・オシャレなデザイン
・コンパクトに折りたためる
ー事例③ 越前和紙で作る「和紙乃花」
・はじめは1人しかいなかった作り手は今や何人もいる
ー事例④ プライバシーバイザー
・顔認証を防ぐ(顔認証による「顔泥棒」(カメラによる知らない間の人物特定)を防ぐ)
・海外の展示会にも置かれている
・開始2週間で145人の支援者によって目標金額の200蔓延を達成
ークラウドファンディングのメリット
・鯖江市はモノづくりが盛んで良いモノはたくさんあるが売り方が分からないという事業者にとっては利用しやすいシステム
・銀行としてもリスクが少ない
・市民の案も利用することができる
3.F×G(エフバイジー)さばえ
FAVVOの運営元が立ち上げたふるさと納税に特化したクラウドファンディングサイト
4.わかりやすいお土産「サバエイトチョコ」
・フルタ製菓株式会社とのコラボ
5.めがねのまちさばえ戦
・鯖江市が仲介
・今年は2日間にグレードアップ
今回の事例を通して、改めてクラウドファンディングは有効な資金調達方法だと改めて感じることができました!
また、「この商品、このアイデアは需要があるのか」が測れる指標ともなりますよね!
【②株式会社前澤金型】
プライバシーバイザーを作っている老舗のメガネ工場
〇プライバシーバイザーを作ることになった経緯
メガネ人口が激減
→メガネをかけていないひとにもかけてもらえるようなきっかけ作りが必要
→3Dプリンターの導入
→国立情報学研究所(NII)の技術を活用した機能性メガネ(プライバシーバイザー)製作の依頼が舞い込む
〇社長の考え
・他の中小企業にとって、前澤金型が成功事例となってくれればいい
・いいものは作れるが売り方が分からないため、そういう企業にとっては、クラウドファンディングはいいシステム
坂井市は人口9万人の福井県の中では2番目に人口が多い市になります。三国町、丸岡町、春江町、坂井町が合併してできた市です。
ふるさと納税寄付額は県内トップで、ものではなく「体験(コト)」を返礼品として出品するなどユニークな返礼品も多々あります!
そんな坂井市の企業さん見ていきましょう~!!
【③有限会社 谷口屋】
福井県名産油揚げの製造、販売
・工場に併設しているレストラン・売店営業
→レストランは行列もできるほどの人気
→2号店オープン
・新商品開発はお客さんの声から
-おあげだけでなくスイーツ等もある
・リピーターが多い
・1枚のおあげを揚げるのに50分かかる
-何度もひっくり返す
・揚がって2分以内に提供→外はサクサク中はジューシー
・原材料にもこだわり、新鮮な水と県内産大豆を使っている
【④坂井市竹田農山村交流センター ちくちくぼんぼん】
体験ホール、ラウンジ、交流ホール、体育館、食堂、宿泊施設の運営
里山収穫体験、スプーンづくりなど季節に合わせた体験活動を実施
コンセプトは「21世紀の古民家」
・廃校になった校舎の1,3階をリノベイト
(学校をリノベイトして宿泊施設のまでなっているところは少ない)
・2階は教室のまま残っている
・個人客だけでなく、団体客利用が多い(社員研修、スポーツ合宿など)
・70代の地域のおばあちゃんが料理をしている
→昔ながらの安心する味
→雇用を生んでいる
・地域おこし協力隊が2名所属
・自分たちでインストラクター資格を取得している
【④株式会社 長田工業所】
アルミ・鉄などの溶接加工
鉄の溶接テーマパーク「IRON PLANET」の運営
〇溶接業について
・溶接の付加価値は一般的には溶接だけでは決まらない
→他の所で差別化する必要あり
〇溶接テーマパークについて
・若い人が少なくなっていく
→まずは知ってもらうことから
・zenmonoというモノづくりに特化したクラウドファンディングサイトに「溶接工場をテーマパークにするプロジェクト」を出品
→目標金がkに対して195%の資金集めに成功
→マスコミで大きく取り上げられる
→社員数増、「挑戦している企業」というイメージ獲得
【⑤有限会社 たけ庄】
三国町に位置し、創業200年余りを数える魚屋
三国港で水揚げされた魚介類の販売、お食事処や民宿の運営、通信販売など幅広い事業を展開
・高価格帯のふるさと納税を出品
-12か月間毎月の定期便
-肉、魚、ケーキなどとのセット販売
・他企業とのコラボ
-たけ庄の通販のノウハウを活かして他企業にアドバイス
→たけ庄=ふるさと納税推進役的存在
〇ふるさと納税事業で気を付けていること
・丁寧な梱包
-箱の側面に「坂井市」と分かるシールを貼る
→坂井市からのものであると印象づける
・中身の魚介類
-切り身2種類は必ず入れる
-新鮮さ
【⑥株式会社 やまに水産】
東尋坊のすぐ近くに位置する創業80年の老舗水産店
主に越前ガニを販売している
・ふるさと納税参入は去年10月でまだ出品数は少ない
・カニの水揚げが少ない時はさばへしこセットなどを出品
-へしこ:魚を塩漬け、ぬか漬けにしたもの
-さばのへしこは福井県名産
・かなり梱包に注意している
【⑦三国港機船底曳網漁業協同組合】
ふるさと納税の返礼品として子持ち甘えびを出品
〇甘えび漁について
・1日当たり3,4かい網を引く(日帰り)
・将来にエビを残すため規制をかけている
-半分だけ取る
・えびの小型化が進んでいる
・獲って24~48時間が甘くてとろとろで最もおいしい
〇ふるさと納税について
・獲ってきた次の日には東京へ
-漁港から直送で鮮度が良い
・まだあまり注文は多くない
→甘えびの認知度アップ、ブランド化をする必要あり
以上になります!
今回の視察を通して、実際にふるさと納税事業を行っていらっしゃる方、「こだわり」や「プライド」を持って働いていらっしゃる方のお話を聞くことができ、とても勉強になりました!
また、私の知っている世界の狭さを痛感し、もっといろんなことを知りたいと思うようになりました!地方創生やふるさと納税に興味をもつきっかけにもなりました。
お話を聞かせてくださったみなさん、本当にありがとうございました!
一緒に連れて行ってくださった保田先生にも感謝です。
この視察記録ですが、より詳しく私の個人的なブログにも書かせていただいています!
読んでいただけるとうれしいです。是非よろしくお願いします!
blog.livedoor.jp
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではさようなら~(*^▽^*)