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神戸大学 保田隆明ゼミ

神戸大学保田ゼミの様子を日々レポートします!

今週の課題図書~アントレプレナーの教科書~

こんにちは、ゼミ生の北田です。今回はゼミで取り扱っている課題図書についてブログを書くことになりました。

 

さて、まずはこの「課題図書」を読むことの意義についてご説明したいと思います。このブログを読んでくれているみなさんはおそらく私たち保田ゼミ1期生が夏の1か月間海で餃子を販売していたことをご存知だと思います。この餃子プロジェクト、実は学術的知識がほぼないまま(とはいえ授業で習った知識などは多少ありましたが)、行っていました(笑)。というのも保田先生が提案された方針が「まずは実際にビジネスとはどんなものなのかを体感し、そこで疑問に思ったことを座学で理論立てて学んでいく」というものだったため、「とりあえず自力でやってみよう!」という形で海の家プロジェクトに取り組む形になったわけです。このプロジェクトの顛末が気になる方はこれまでのブログをのぞいてみてください。

 

というわけでプロジェクトが終わった今、怒涛の1か月で学んだことや疑問に思ったことを理論的アプローチで学ぶためにこの「課題図書」というのを週に1冊ほど読んでいるのです。ちなみにゼミでは課題図書を読んだ後に、本から学んだ内容を海の家プロジェクトに照らし合わせてまとめる「読書ノート」というものを各自制作することになっています。今回はその読書ノートとしての役割も兼ねて、このブログを書いていきたいと思います。

 

 今週の課題図書は、スティーブン・G・ブランクによる「アントレプレナーの教科書」です!ちなみに保田先生は毎回本を購入することをお勧めしているのですが、今回は近場の書店に在庫がなかったためkindle版の購入になりました。初kindleだったのでどんなものかと思いながら読んでいましたが、やはり本は紙媒体の方がいいですね。読んでるって感じがします。

 

今回は第4章まで読んできなさいということだったのですが、内容を大まかに説明すると、「既存の製品開発モデルのスタートアップ手法に著者が待ったをかけ、顧客開発モデルの重要さを説いていく」といった感じです。実例なども多く乗っており手に取りやすい内容だと思うので、気になった方は是非読んでみてください。

 

 さて、内容の説明はネタバレになるので避けるとして、この本の内容を海の家プロジェクトに照らし合わせた際に私が最も共感したのが、「どんなスタートアップもまずは自分たちの製品がどんな課題を解決するのか、またその課題の解決を顧客は望んでいるのかを理解しないと始まらない」という一文でした。

 

これは今だからわかるのですが、当時プロジェクトを始めたばかりの私たちはいつのまにか「顧客の課題解決」よりも「自分たちが取り扱いやすい商材」を選ぶことに重心を置いてしまい、商材から顧客を想定するような形に陥ってしまっていたと私は思います。何をするか決まらないまま話し合いが煮詰まっていたせいもあると思うのですが、私たちのその時の状態はまさにこの著者の言っているような「製品中心」の考え方に偏っていて、「顧客の抱えている課題を解決する」というビジネスの本来の目的を忘れてしまっていたと強く感じさせられました。この本の内容は主にベンチャー企業などを立ち上げる人向けで海の家といった特殊な状況を想定したものではありませんでしたが、このビジネスの根本については非常に共感できました。

 

 長くなるのでこのあたりで終わりにしようと思います。保田ゼミはもちろん実際のビジネスを通して経営を学べる!という点が魅力的なゼミですが、このように学術的アプローチもしっかり行っています。このブログが少しでもゼミ選びに迷っている方の参考になれば幸いです。