神戸大学 保田隆明ゼミ

神戸大学保田ゼミの様子を日々レポートします!

9/24-9/28ゼミ合宿を振り返って(金本)

9/24

地方創生って別に興味ないしなーという皆の意見を聞きながら、旅行好きとしては単純に遠出するのが楽しみでの参加でした。プレゼンの準備に追われて寝不足になりながらの1日目。あまり良い出来栄えのプレゼンではなかったのですが、「僕たちがギャルとかヤンキーに餃子を売らないといけなかったんですよ!」で笑いが起きて助かりました。吉田社長もそうですが、プレゼンに笑いの要素があると話し手聞き手ともに、上手くスムーズなプレゼンが行われるのだなと感じました。プレゼンが下手なのは今後の課題ですね…。

そして夜は大BBQパーティー。ああいった立食会形式で動き回れるの大好きです。伊勢海老やカツオを食べつつも、今日講演していただいた方々に挨拶と名刺交換。日ごろは声をかけにくそうな人も一日中同じ空間で過ごして、なおかつパーティーという雰囲気なら全然臆することなく声をかけることができました。主催者側の雰囲気づくりがよかったのかもしれませんね。いろんな人と話しているうちに一つ、自分の中でスッキリする解答のような話を聞けたので以下に記しておきます。

 

「何か長期的に成し遂げたい目的があって、それに向かって試行錯誤をすること」は実際には目的達成の正しいプロセスだろうし就活でも高く評価されるだろう。しかしこのプロセスが性に合わない人もいて、それは何かしたいことがない人である。したいことが見つからないのであれば、面白い人を見つけてその人についていくというキャリアの育てかたも存在し、そのためにはいろんな場に出向いて顔を売りながら自分がおもしろいと感じる人をみつけるべきである。

 

起業家の方もやりたいことや生きたい生き方があるような人ばかりでは無いようです。

 

9/25

カヤックシュノーケリングを楽しんだ後、宿泊施設を移動。日和佐城すぐ横の施設に泊まることになりましたが、施設は思っていた3倍綺麗で快適に生活することができました。夜の飲み会は地元の方を交えての宴会になりました。日和佐ってどんなところーだとか、明日以降のための情報収集をしつつ、気づいたら居酒屋つくしでレバーを食べていました。このレバー、合宿一おいしかったです。

画像は居酒屋つくしさんでの一枚。

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9/26

地方創生ってほんとに必要?という問いから始まり、吉田社長から美波町、日和佐、あわえなどについて一通り紹介してもらいました。特にあわえさんの活動は、企業のサテライトオフィス誘致や、若者に一定期間移住してもらいながらの職業訓練であるクリエイターズスクール、吉田社長のような地方創生キーパーソンの育成プログラム、レストランodoriの経営など、幅広い活動を行っていて、しかもそれらが地方創生(≒若者の美波町への移住)に向けて絡み合って作用していて、本当にすごいなと思いました。学生が考えるアイデアとはケタ違いの作りこまれようでした。

 その後はodoriで食事、町内視察を行い、くたくたになりながらもまた居酒屋つくしへ笑。

今回の合宿での学びの一つなのですが、飲みの誘いは絶対に断ってはいけないですね。何があるかわかりません。また、ごちそうしてもらった翌日はお礼を必ず言わなければならないということも勉強になりました。

 

9/27

午前中は企業訪問、午後は翌日の発表「若者を地方に惹きつけるには」についてのプレゼンの準備でした。企業訪問は大好きな居酒屋つくしとあわえさんの2社。特にあわえさんの20代の若者社員、そしてクリエイターズスクール生へのインタビューはこの合宿一興味深いものとなりました。クリエイターズスクールの参加者は美波町の生活をすごく楽しんでいるようで、驚きました。僕はてっきり仕事がなくてしぶしぶ地方に来ている人が大勢いるのだろうと思っていたのですが、全然そんなことはなくて、少なくともインタビューをさせていただいた方々はクリエイターズスクールのプログラム、そして美波町での生活を楽しんでいるようでした。偏見が打ち壊された瞬間でした。都会と比べると何もないがゆえに広がる人の輪、趣味、生活。農業は趣味の世界でもあるようです笑。まさに吉田社長がおっしゃっていた「半X半IT」が実践されている現場なのだな、と感じました。

あわえさんは、銭湯だった建物をリノベーションしてオフィスにしているそうです。「世間遺産」に認定されていました笑。

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午後はBBQをしてからのプレゼン準備。正直、きつかった。しかし4日間もてなしてくださった日和佐の方へしょーもない発表はできないので、持てる時間を使ってできるだけベストな発表をしようと思いました。

 

9/28

と、言いながらも、時間もあまりなく、僕の頭も冴えてるわけでもないので、たいした発表はできませんでした。いろいろもてなしてくださった美波町の方々に申し訳ない気持ちです。まだまだ自分の実力不足だなと痛感しました。

 

 

今回の合宿はあえて僕らの興味が無い分野を学ぶことで、視野を広げようという狙いもあったそうですが、確かに僕自身は視野が広がったような気がします。この合宿のように半ば強制的に学ぶ機会が無い限り、地方創生なんて分野は一生学ばなかったように思います。食わず嫌いはダメですね。

ゼミ生や昭和女子大の方とも仲が深まり、食事は毎回おいしく、楽しい合宿でした。