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神戸大学 保田隆明ゼミ

神戸大学保田ゼミの様子を日々レポートします!

神戸大学・昭和女子大学合同ゼミ合宿体験記(北田)

 こんにちは!海の家プロジェクト以来特に大きなイベントのなかった保田ゼミですが、夏休みを利用して4泊5日のゼミ合宿徳島県に行ってきました!今回は私たちがゼミ合宿でどんなことを行い、何を学んだかを簡単にご説明しようと思います。

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 今回の合宿のテーマはいわゆる「地方創生」!…正直ゼミ生の大半が全く関心のない内容だったので、行きのバスではみんな表情が死んでいました。(笑)

 

 ここで合宿の主な流れをご説明しますと、1日目はキャンプ場で講演会とBBQ、二日目からは舞台を美波町に移動して昭和女子大学のみなさんと共にメインイベントである地方創生インターンを行うといったものでした。1日目は到着早々雨が降り始め会場に遅刻してしまうというハプニングもありましたが講演会は無事に終了し、以前から行っていた海の家プロジェクトについてのプレゼンもなんとかうまくいきました。そして夜のBBQでは、なんと!目の前で徳島名物伊勢海老が捌かれ網の上では国産牛が焼かれるというまさに酒池肉林の宴!「1日目からこんなもてなしてもらって大丈夫なのかな…?」という不安もありましたが、後悔のないよう徳島の海の幸山の幸を存分に頂きました。

 

 さて、合宿本番はこれからです。楽しかったキャンプ場を後にして向かったのは徳島県美波町、今回の合宿のテーマとなる町です。宿舎に着いて私がまず一番に懸念したのは、他でもありません、「昭和女子の人たちと仲良くできるだろうか」という点でした。もともと神戸大学保田ゼミは男子8人女子2人と圧倒的男子率であり、キャンプ場では「男の子ゼミ」と言われてしまう始末。しかも昭和の女の子たちはほとんどが東京出身の都会っ子で女子力も高く、明らかに“格が違う”といった感じでした。そんな彼女たちと果たして打ち解けられるのか…という思いで私の頭の中はうず潮のようにぐるぐるしていました。が、それも杞憂に終わります。いざ話してみると彼女たちのコミュ力の高いこと!笑顔が多くたくさん話しかけてくれ、また関西弁と東京弁の違いも話のタネになりすぐに仲良くなれました。

 

 そんなこんなで始まった地方創生インターンですが、先ほども述べた通り、そもそも地方創生というワードにそこまで興味のなかった私たち。最初の課題は「地方創生に興味を持つ」ということでした。この課題も最終的にはクリアできたのですが…詳細は後述します。

 

 インターン最初の夜は地元の方々との宴会で幕を開けました。集まってくださったのは今回のインターンを企画してくださった地元企業の社長さん、美波町の町長さんや県南部の局長さんなどの偉い人達から地元の漁師さんや美波町の居酒屋で働く芸術家の方など、経歴も職業もバラバラな方々。しかしみなさんに一貫して言えるのは、美波町が大好き」という点。そんな方々とお酒を交えながらお話する中で、美波町がどんなところでなぜ美波町を選んだのかという点についての理解を深めることができました。何より皆さんの美波町愛が伝わってきて、今回のテーマにしっかり取り組むための足掛かりになったと思います。

 

 翌日からはインプットの連続でした。まずは美波町サテライトオフィスを誘致するなど地方創生の大黒柱である「あわえ」の吉田社長のお話を聞き、地方創生の基礎をしっかり叩き込んでいただきました。同時の町長さんと局長さんのお話を聞くことで美波町の現状を頭に入れ、「情報という形で」美波町について学びました。しかしこの状態ではまだ「人づてに美波町とはどのような街なのか」聞いただけにすぎません。そこでこの情報を落とし込むために使われたのが「体験」です。

 

 まずは食!地元の食材を通して美波町の素晴らしさを体験しました。宴会で食べさせていただいた大きな鯛のおつくり、地元のブランド鳥である「あわおどり」を使用したレストラン「odori」での豪華なランチ、たまたま入った食堂でいただいた海鮮定食、バーベキューでいただいた鮎、鳴門金時、イカなど…おいしいご飯があったおかげで合宿を乗り越えられたといっても過言ではありません…!

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そして大きなポイントとなったのが、街歩き体験企業訪問です。街歩き体験とは地方創生の一環として行われているプロジェクトであり、地元のお年寄りの方々が無償で街を案内してくれるといった観光客向けのイベントなのですが、この体験が企業訪問と共に「地方創生への興味」を持つためのステップとして予想以上に大きな役割を果たしてくれました。実際に街を歩き、そこに住む人や町に流れる空気を感じ、美波町での生活を体感するという経験は、ただ話を聞くだけでは感じられなかった美波町っていいな」という感覚を私たちにもたらしました。

 

これらの情報、そして体験によって得た感覚は「なぜ地方創生が必要なのか」という根本的な疑問に対して「今の美波町を守りたいから」という答えを導き出す足掛かりになり、合宿の集大成である「美波町に若者を招くにはどうすればよいか」という課題に対するモチベーションを大幅にアップさせました。

 

 合宿最終日の前日、今までお世話になった方々とのBBQを終え深夜を回ってもなお翌日のプレゼンに向けた打ち合わせは続きました…。

 

 そして最終日、「あわえ」の社長さんをはじめ美波町の町長さんや局長さんなど地方創生を担う方々が多く集まる中、プレゼンは始まりました。多くのアイデア提案されましたが、すべてのアイデアの根本にあったのは美波町のよさは住んでみなければわからない」という、実際に美波町での生活を感じて得られた感覚でした。

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 今回の合宿を通して得られたものはたくさんありますが、一番大きな収穫は「地方でも幸せを感じて暮らしている人たちがたくさんいる」という事実を知れたことだと思います。インターンだ就活だと忙しいこの時期、私たちはつい都市や大企業で働くことのみに目が行きがちになります。しかし今回の合宿は私たちに「まったく新しい選択肢」を提示してくれたと思います。大企業に勤めて都会に住むことだけが正義ではない、この事実を実際に“そうして”生きている人たちから学べたことが、私の中で最も大きな学習になったと感じています。