ゼミ合宿の記録(栗山)
9月24日~28日まで昭和女子大学の方々と合同でゼミ合宿を行いました。
少々感想が長い……本当に長いですがゼミ合宿での出来事を語っていきたいと思います。
・ベンチャーキャンプ
様々な分野で起業している方々のお話しを伺いました。特に印象に残っているのはIotの話です。自分自身あまり知識がない分野であったため非常に勉強になるお話しでした。プログラミング教育が小学校で始まっていることは知っていたのですが、それに伴いその知識を悪用する事件が起こる可能性があるという意見がありました。それに対するぷらっとホームの鈴木友康さんの答えで印象に残っているのが、「車と同じで、最初はルールができていなくて事故が起こるけれど、次第にルールができてくることによって、テクノロジーが、生活が良くするといえる。」というもので、どんなに便利な道具を開発しようとも危険は伴うけれど、危険性だけを考えては何も文化も発展しないのだなと感じました。私もこの話を聞いて、loTに興味がわいてきたので今後勉強していこうと計画中であります。
夜のバーベキューは、伊勢海老や国産牛などとても豪華!!わたしはお酒をあまり飲めないですがすこし羽目を外してビールを飲んで、徳島大学の人たちと仲良しに。徳島大の人々は授業の一部として参加しているらしく、1年生の子もいて、1年の頃から起業に関して興味を持てるような機会を得るのがすごくいいなと感じました。
さてさてそれが終わって部屋に戻った後の余談ですが「風呂から上がったら起こしてー」と某S氏からいわれて、声かけたり揺さぶったりしたのですが、「んー、んー、」というだけで全く、全く、本当に起きなくて苦労しました。最終的に目覚まし時計かけて朝に起こしましたけど。S氏はあまりに酔いすぎてその後の記憶がないらしいですね。酔いすぎ注意。本当に注意。
・2日目
この日が一番遊んだ日!朝からアクティビティに参加し、船に乗って魚を眺めたり、写真立てを貝殻でデコレーションしたりしました。あまりにクラフトに熱中しすぎて、かなりの時間をかけてしまいましたが、なかなかできない経験で思う存分楽しみました。どことなく乙女チックなデザインに……笑↓
その後……美波町に到着!想像していたよりも栄えている印象を受けたけれど(祖父の家がかなり田舎なので・・・・)、この微妙に栄えている状態がある意味地域活性化のための課題になるのかなと感じました。夜には地元の漁師さんも交えて歓迎会をしてくださいました!漁師さんと話す機会なんてめったにないのでとても貴重な話を伺うことができたと思います。(なんと漁師さんは今減少気味なので独占していて結構お金を持っているとか・・・笑)
・3日目
「地域創生って本当に必要?」というこの合宿の本テーマについて議論が始まりました。最初は班で話し合うと、地域のためというより個人の選択肢を増やすためには地域という選択肢がほしいなーという意見だったのですが、過ごしていくうちにこう言った意見も地域の現状を知っていくことで変わってきました。吉田社長が最初に美波町の説明をしてくださったのですが、そこで衝撃的だったのが「半X半IT」という考えで、ITで仕事しつつもサーフィンや狩猟など遊びを全力で楽しむというもので、都会とは違った生活環境があることを学びました。
この日のランチにはOdoriという産直レストランでコース料理をいただきました!店内ではプリンやパンなどを売っていてとてもおしゃれな内装で、料理ももちろんおいしかったです。プリンはなんと350円らしく、これでも美波町の人にとっては高いということで、自分の住んでいる場所と比べたときの物価の差に驚きました。その後はボランティアの方の案内で美波町を散策しました。ボランティアをされている方々は高齢の方で、こういうのも高齢者の方にとっては貢献しているという満足感を生み出すのかなと思うと同時に、元気にあふれていて活気があるなと感じました。
・4日目
この日は班ごとにベンチャー企業を訪問しました。宿に戻った後にそれぞれの班の訪問先でのヒアリング内容を共有したのですが、美波町のつとめであったり、仕事であったり、自然であったり、それぞれの方が惹かれて美波町に移住してきた理由は様々ですが、思ったのはUターン、つまり、かつて美波町に住んでいた方が起業しているなということです。地域活性化のためにUターンで移住してくる人をどうやって増やすか、そもそもどうやって地方に住んでもらう人を増やすのか、が課題になっているのだとヒアリングを通して感じました。
さて、この日の夜は最後の晩餐です。鮎やイカ、お肉などなどバーベキューで頂きました。非常に、非常に、おいしかったです……がこの後に待っているのは翌日のプレゼンのための準備。最終的にはかなり変なテンションになりながらも、夜中の3時まで作業をすることになるのでした・・・・。
・5日目
とうとう最終日。プレゼン開始です。
各自で若者という目線から「美波町に若者が移住するためには」という提案を行いました。どの班も取材や町の散策を通してそれぞれが感じたことを踏まえたプレゼン内容になっていました。個人的にはもっとプレゼン内容を詰めることができたではないかと少し悔いが残るもの(本当に個人的な感想です)になりましたが、こうした提案を美波町の方々にできたという経験そのものが非常に貴重なものであったと改めてと思います。
このような機会を作ってくださった保田先生、そしてヒアリングや交流の場を準備してくださった徳島ニュービジネス協議会や吉田社長、多くの方々のご厚意に本当に感謝しております。
短い間ではありましたが、ありがとうございました。